出生率は子供が誕生する数字で変動していきますが、出生率が低い状態が継続すると子供の人口がどんどん減っていくことを意味しています。日本では高齢化と一緒に少子化も進行しているので、人口が自然的に減っていく状態になっています。出生率と教育は関係がないようにも感じますが、実際には大きく関係をしてきます。誕生する赤ちゃんの人数が減っているのは、養育費や教育費に大きな費用負担が発生することが影響しています。赤ちゃんのときは教育費は発生しませんが、健やかに成長させるためには各家庭でそれ相応の負担が強いられます。成長すると費用負担の額は増えていく傾向にありますが、無償化などの効果で幼稚園や保育所を利用する場合の負担は軽減されています。しかし個別に習い事などを子供に提供したい場合は、お金を支払う必要があるので、どうしても家計は苦しくなってしまうのが現実です。更に小学校や中学校と進学をしていくたびに出費が増えていくので、子育て世帯が安心して生活ができるように金銭的な援助を社会がしなければ、出生率を上げるのは困難になります。